こんにちは!ローカルック編集部です!
二拠点生活、Uターン、Jターン、Iターン。いつからかいろんな呼び方がついた「移住」ですが、何か特別な仕組みがあるものではなく、準備することや進め方は「引越し」と同じです。
つまり「移住とは引越し」なんです!
よくある移住のきっかけに「都会に疲れたから、田舎でのんびり暮らしたい。」というものがありますが、そのために必要な準備を考えてみてください。引越しと同じであることがわかります。
え?いったい何を言っているのかわからない?そんな人のために、ローカルックのアンバサダーで東京から滋賀の高島へ移住したサニーさんに実際の移住経験談を通じて「普通の人のための移住までのステップ」を教えていただきます。

サニーさん、こんにちは!ローカルックの編集部です。
普通の移住者の代表でもあるサニーさんが考える「移住までのステップ」をわかりやすく教えてください!

こんにちは!ぜひ任せてください!
でも実は私、30代前半から地方移住に興味を持ち始めたものの、何をどうしたらいいかわからず…
なかなか一歩も踏み出せずに実現するまで5〜6年かかってるんです…!

そんなにかかったんですね!

そうなんです、ただ、そんな悩んできた私だからこそ「普通の人の移住」についてお伝えできることがあるかと思い、
今回は少しでも多くの方のお役に立てたら嬉しいです!
まず最初に、移住までのステップをお伝えすると、次のようなイメージとなります!
移住までの5つのステップ
「農業をしたい」、「自然の中でのんびり子育てしたい」など、どういう暮らしをしたいのかを具体的にイメージすることからはじめましょう。
農業、子育て、住宅、交通の便……優先したいことを絞ったら、情報収集をはじめましょう。
移住セミナーなどに参加して、市町村の担当者やすでに移住した人と実際に話すのもおすすめです!
住んでみたい地域が絞り込まれてきたら、その地域へ足を運んでみましょう。
暮らしを体験できるイベントに参加して、地域の雰囲気を感じたり、地域で活躍する人に会ってみるといいでしょう!
仕事探しや、住まい探しなど、実際に移住した先で暮らせる準備をしましょう。
事前に何度も通って、地元の人たちと交流ができれば移住もスムーズです!
地域の人にあたたかく迎え入れてもらっても、地域に馴染むには時間がかかります。
焦らずに、地域の方々と交流しながら、信頼関係を築いていきましょう!

一番最初にやることは、移住条件の整理なんですね!

そうなんです!
情報収集を通じて自分の中で移住条件が整理されていくことはもちろんありますが、一番最初に大事なことは、移住条件の整理なんです!
なぜ移住条件の整理が大事かを説明するためにも、これから私の移住についてお話させてもらいますね!
サニーさんが移住した理由やきっかけは?


ではでは、まずはサニーさんの経歴を教えてください!

地方特化の人材支援会社で大阪と東京で12年つとめたのち、コロナをきっかけに滋賀県高島市に移住しました!
移住先は人脈も仕事のアテもほぼゼロだったのでとても大変でした。人生で一番頑張った1年だったかもです。笑

なるほど。全てイチから探さないといけないんですもんね!

ただ、前職でいろんな地方を頻繁に訪れていましたし、各地の移住者にもたくさん会っていたので、事前の情報収集はばっちりでした!
そのおかげか、移住した町でもすぐに移住コーディネーターのお仕事なんかもお声がけいただきやらせてもらいました。

サニーさんはローカルック以外にも移住支援のお仕事をされているんですね。
これは心強いですね!
移住するためにまず準備することは?


では早速、いろいろ聞いていきますね!
いきなり結論みたいですが、普通の人は移住するために何を準備すればいいんでしょうか?

まずは「移住したい理由」と「移住で実現したい暮らし方や働き方」をあらためて冷静に整理することですね!

なるほど。移住したい理由をあらためて考えるのは大切ですね!

意外と、移住しなくても実現できることや、逆に移住したら余計苦しくなることもあったりします。
移住したい理由が「都会に疲れた」という人も多いですが、ぶっちゃけ田舎暮らしも疲れるのです。

たしかに、田舎ならではの大変さもありますよね。

田舎は世間がせまいので、人間関係に仕事とプライベートの境目がなかったりもします。
人付き合いが苦手な人が田舎集落の古民家に住もうものならもう地獄です。
地域の方々に生活ぜんぶ筒抜けですからね。

そうなんですね。そう考えると、人によっては田舎の方が大変だったりしますね。

とは言いつつも、僕は移住してよかったなと心から思っています!
好きな山登りが家からたった15分で楽しめたり、毎日ちゃんと家族で晩ご飯を食べられたり、広い庭で息子とキャッチボールしたり、そういう暮らし方がしたかったのでほんと最高です。

なるほど!理想の暮らしができているのは最高ですね。

田舎暮らしでもモヤっとすることや、めっちゃ頑張らないといけないこともたくさんありますが、一番理想だったことが叶っているので大満足です。
庭からの田園風景を見るだけで心癒されますし。

たしかに、田舎の景色は癒されますよね。

なので、移住したいなと思ったらまずすべきことは、「移住したい理由と目的」の整理確認と、移住のリアルを経験者にしっかり聞くことですね!

なるほど。そうですよね。まずは目的を明確に持つところからですよね!
移住の目的はどうやって決めたらいいの?


でも、目的が漠然としたまま、まとめられない人もいるかもしれません。
そんな人に何かアドバイスはありますか?

目的が漠然としているのも全然アリです!直感は大事ですし。
ただ、その場合もやっぱり気になる地域に足を運んだり、経験者に話を聞いてみたりを積極的にするべきです!

なるほど。まずは「行ってみる」ですね。
私の好きなサントリーの創業者も「やってみなはれ。 やらなわかりまへんで。」って言ってますもんね。

目的が漠然としている人も、実際に地域を見たり、話を聞いたりすると、イメージがより具体的になって自然と道が開けてきますよ!

たしかに、行ってみることで自分が住むイメージもわいてきますね。

移住と言ってもつまりは引越しと転職を同時にするだけなので、分解して自分の中で優先順位をつけながら考えるのもよいかと思います。
希望地域に行ったり話を聞いたりしてもあまりピンとこないなら、もしかしたら今はまだ移住自体がベストな選択肢ではないのかもしれないですね。

なるほど、そうですよね。まずは実際に話を聞いてみて、イメージを具体的にすることが大切なんですね!
実際にどういう行動をすればいいの?


とはいえ、見たり聞いたりするのと、住むのでは全然違いますよね。
実際何をするのが1番いいんでしょうか?

1番おすすめなのは今の仕事を辞めずにリモートワークできる体制にして、住まいだけ地方に移ることですが… それができないから困ってるんですよね。僕も完全にそうでした…。

なるほど、仕事を辞めなければ、普通の引越しと同じですもんね。

いくら一人で考え込んだってたぶん何も変わりません。
考えるより動いてみる方が圧倒的に早く確実に理想に近づくことができます。

たしかに、考えても分からないことばかりですよね。

「動いてみたけど、なんかしっくりこなかった」ということもあるかもしれないですが、それを感じることも大きな前進です!
そこから次の別の動きにも移れますし、もしかしたら今はまだ移住すべきタイミングではないということかもしれないですし。
動くにしてもリスクは最小限で動くことが大事です!

リスクは最小限で動く!肝に銘じておきます。

「とりあえず仕事やめちゃいました!」とか「勢いで家引き払いました!」とかはやめておいた方がいいです。
コロナで突然仕事なくなって生活費も家賃支払いもやばくなって、家族で路頭に迷いかけた僕が言うんだから間違いないです。笑

ローカルックの「お仕事体験」で現地の人たちと交流してみるのもいいですね!
これは宣伝ですね。すみません。

ここからは完全に言わされてる感ある宣伝ですが、その点ローカルックのお試し移住はいいですよね。 仕事も住まいも同時に得ながらお試し移住できるなんて神サービスですよね。(真顔棒読み)
いや、でも本当にいいですよ。僕もこういうサービス本当に欲しかったですもん。
どんなことを準備すればいいの?


実際に、どんなことを準備されてきたんですか?

準備は、仕事に関しては移住したい地域に自分の希望の内容・待遇のお仕事がなさそうだったので、消去法でやむなく独立起業の勉強をしました。

そうなんですね、転職先を探している人はどう探すのがいいんですか?

田舎にもよい会社はたくさんあるはずなんですが、都会で暮らし働きながら地方のよい転職先を探すのは当時は難易度めちゃ高かったです。
地方は採用の予算もノウハウもないので、大手求人メディアに求人出てないし採用ページなんかもほぼないですし。 よい求人は紹介や口コミで埋まっちゃうので、その地域に行って足とツテで情報に辿り着くしかない、みたいな感じですね。

なるほど、仕事も実際に現地に行って探すのがいいんですね。

あと、移住したら畑をやりたかったので、練習で有料の小さなレンタル畑を借りて野菜作ったりしました。
“マイ鍬(くわ)”を買った時と、初めて自分で育てた野菜を食べた時はめっちゃうれしかったですが、畑を有機栽培でやるのは想像していた5倍大変なこともわかりました。。。

え〜!畑の練習もしたんですね。

あと、さっきも言いましたがいろんな地域の移住者に会いに行ったり、街でやっている移住セミナーに参加したりもめっちゃしましたね。

やっぱり、移住セミナーなどで話を聞くことが大切なんですね!
準備してよかったことは?


実際に移住してからその準備があったからこそというエピソードみたいなものはありますか?

ありますよ、もうありすぎます。
地域の皆さんへの溶け込み方のコツや、逆に言ったりやったりしたらまずいこととかも。

えっ!それは知っておいた方がいいですね。

みんな憧れる「古民家」は夏は虫だらけで、冬は隙間風だらけで寒いことも。
セルフリノベは大変なことも知ってたので、うちはリフォームされた古民家を探しましたし。笑
お仕事面でも、転職するにも起業するにも事前に知っておくといいことたくさんあります。

なるほど、事前に準備することで、後悔することも減りそうですね。
移住先でチャレンジしたいことは?


そんなサニーさんですが、移住先での生活も長くなった今、チャレンジしたいことはあったりするんですか?

この素晴らしき田舎町を世界中から旅人やアウトドアファンが集まる町にしたいです。
田舎とその文化や自然風土こそ日本の最強コンテンツだと思っています。
田園風景や里山風景の中で世界の人たちと老若男女でおにぎり食べるイベントやりたいですね。

なるほど、楽しそうですね!私もおにぎり食べたいです。

あとは、おこがましいですが、自分にしっくりくる働き方、生き方を目指す人たちの応援はこれからもずっとやりたいです。
僕自身も地方移住がそれだったので、似た気持ちで前向きにチャレンジする人にはびっくりするくらい何でも話しちゃいがちです。 ぶっちゃけすぎていろんな人に怒られそうです。笑

素晴らしい。サニーさんがローカルックのアンバサダーでほんとにうれしいです!
ローカルックのLINE相談とは?


ローカルックのLINEで相談に来られる移住希望者の人にはどんな話をされるんですか?

その人に合わせてなんでも話しますよ!
ローカルックは一応いわゆる転職エージェントなわけですが、お仕事紹介そっちのけで田舎暮らしならではの趣味や野菜作りの話なんかも。

なるほど、田舎暮らしで知りたいことはなんでも教えてくれるということですね!

リアルなところだとお金の話もよくします。田舎の収入や支出はどうだとか。
この前も移住前後の年収や移住前の貯蓄額聞かれたから普通に答えました。笑
別の地域で活動する移住仲間や知り合いもたくさんいるので、各地の「会いにいくべき人や場所」なんかの情報も。

うおおおおお。そんな話をしてくださっていたんですね。ぜんぜんわかっていなくてすみません。

そこまでの話はまさかって感じでしたか。
電話でのやりとりもできるの?

LINEじゃなくて電話やオンラインミーティングでも相談できたりするんですか?

もちろん!というかむしろ電話でがっつり話したいし、そうでないと移住なんて成功しないですよ。

なるほど、それは心強いですね!

転職と引越しが同時におこるのに、人生を変えようとしてるのに、「LINEだけでカンタン移住」とかむりだと思いませんか?
移住にはエネルギーも勇気もいります。だからこそ、それを少しでもサポートできたらと思っています。

たしかに、移住はかなり大きな決断ですよね。
そんなサニーさんとお話しできるLINEはこちらです!
まとめ|移住を考えている人へ


今回は、「普通の人のための移住までのステップ」を教えていただきました!
サニーさん、ありがとうございました!

ありがとうございました!
最後に移住までのステップを振り返ってみますね!
「農業をしたい」、「自然の中でのんびり子育てしたい」など、どういう暮らしをしたいのかを具体的にイメージすることからはじめましょう。
農業、子育て、住宅、交通の便……優先したいことを絞ったら、情報収集をはじめましょう。
移住セミナーなどに参加して、市町村の担当者やすでに移住した人と実際に話すのもおすすめです!
住んでみたい地域が絞り込まれてきたら、その地域へ足を運んでみましょう。
暮らしを体験できるイベントに参加して、地域の雰囲気を感じたり、地域で活躍する人に会ってみるといいでしょう!
仕事探しや、住まい探しなど、実際に移住した先で暮らせる準備をしましょう。
事前に何度も通って、地元の人たちと交流ができれば移住もスムーズです!
地域の人にあたたかく迎え入れてもらっても、地域に馴染むには時間がかかります。
焦らずに、地域の方々と交流しながら、信頼関係を築いていきましょう!

とにかく大事なことは、移住条件の整理と情報収集でしたよね!

そうです!
「こんなはずじゃなかった」と移住後に後悔しないためにも、事前の準備をしっかりしておくことが大切です。
まずは目的をはっきりさせること、そして十分な下調べをすることが重要なんです!

それでは、最後に移住を考えている人へメッセージをどうぞ!

移住は楽しいチャレンジですが、楽しさと同じくらい不安があるのもまた事実です。
どんなに小さなことでも、悩み事があればいつでもご相談ください!
移住してよかったなと思える移住ライフを過ごせるようサポートさせていただきます!

これからも「ローカルックアンバサダー」として、よろしくお願いいたします!
今度、あごだしラーメンでも食べにいきましょう。

ラーメンも好きですが、新鮮な刺身で食べたいです。いただきまっす。
仕事探しと住まい探しは『ローカルック』

地域のお仕事を通じて 「移住の第一歩を応援するサービス」です。
「好きな場所で、自分を味わう。」をコンセプトに魅力あふれる地域、そこで暮らす人たちとの出会いのきっかけを「ローカルック」が生み出していきます。
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