現在話題となっているのが、生活拠点を2つ持つ、二拠点生活です。
別の場所へ頻繁に行き来する人から、1年のうち数か月間を別の場所で暮らす人まで、二拠点生活といっても、その生活スタイルはさまざまですよね。
本記事では、二拠点生活でのメリット・デメリットをご紹介します。
今まさに、二拠点生活を考えている方も、ぜひ参考にしてみてください。
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二拠点生活とは?

二拠点生活とは、仕事や生活の拠点を2つ持つ生活スタイルです。
英語で「双方の、二重の」といった意味を持つ、「デュアル」という言葉に基づき、「デュアルライフ」とも呼ばれています。
都市部と地方、実家と別居先、などさまざまな組み合わせが考えられ、現役で働いている世代が、週末は田舎でリラックスしたり農業を学んだりと、このライフスタイルが近年人気です。
実際には生活スタイルは人によって様々で、1年間の内に数か月間継続して滞在する人や、月に数回だけ足を運ぶ人もいます。
手軽にスローライフを満喫できる二拠点生活は、普段は利便性が高い都会で暮らし、週末や休日には、手軽に田舎暮らしを楽しむことが可能です。
最近では、フレックスタイム制や短時間勤務制度の導入など、ワークライフバランスがしっかりとした企業も増えてきました。
個々の働き方にバリエーションが出たことで、二拠点生活に関心を抱く人が急増しています。
今後の国を挙げての推進活動にも期待ですね。
二拠点生活のメリットとは?

二拠点生活を送る上で、メリットやデメリットを理解しておくことは、後々失敗しないためにも、必要なことです。
二拠点生活のメリットは、大きく分けて以下の3つが挙げられます。
- 物価や家賃が安い
- 移住支援金を活用できる
- 気軽に都会生活の疲れを癒すことができる
それでは、1つひとつ紹介しています!
メリット1|物価や家賃が安い
地方の物価や家賃は、都会と比べて安い傾向にあります。
例えば、東京23区の平均家賃は12万円程度ですが、地方都市では5万円程度で住めるところも多いです。
また、食費や電気代、ガス代なども、地方の方が安い傾向にあります。
そのため、二拠点生活をすることで、生活費を抑えることができるでしょう。
以下に、東京都と北海道を比較した項目を、簡単にまとめてみました。
項目 | 東京 | 北海道 |
物価指数 | 104.5 | 100.8 |
住居費 | 約12万円 | 5.5万円(札幌市中央区) |
ワンルーム賃料(1K) | 10万円 | 3万円 |
交通費 | 高い | 安い |
食費 | 高い | 安い |
外食(ランチ) | 1500円 | 1000円 |
娯楽費 | 高い | 安い |
教育費(年間) | 公立小学校:10~50万円私立小学校:100~300万円 | 私立小学校:100~200万円 |
なお、これらの値段は、あくまでも目安であり、実際の費用は地域や物価によって異なります。
また、東京や北海道の中でも、都道府県庁所在地や観光地などでは、物価が高くなる傾向にあるので、地域ごとにチェックしてみてください。
メリット2|移住支援金を活用できる
地方自治体によっては、移住者を対象に移住支援金を支給する制度があります。
移住支援金を利用することで、移住費用や生活費の一部を補助してもらえる制度です。
例えば、青森県では、「あおもり移住支援金」を定めており、東京23区から青森県に移住し、就業・起業した人に最大100万円の支援金を補助してくれます。
また、岩手県でも東京県の方が、経済的負担を軽減するために、単身の方は60万円、世帯の方は100万円の「移住支援金」を支給する事業が拡大中です。
自治体によって、支援金額や制度が異なってくるので、ぜひ各々のホームページをチェックしてみてください。
メリット3|気軽に都会生活の疲れを癒すことができる
都会の生活は、仕事や人間関係のストレスが大きいものです。
二拠点生活をすることで、都会と地方を行き来しながら、オンとオフのメリハリをつける生活を実現することができます。
例えば、平日は都会で仕事をし、週末は地方で自然を満喫するといった生活も可能です。
また、趣味やレジャーに没頭するために、地方に拠点を構えるという選択肢もあります。
地方には、都会にはない豊かな自然に恵まれており、心身ともにリフレッシュすることができるでしょう。
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以上が、二拠点生活のメリットでした。
- 物価や家賃が安い
- 移住支援金を活用できる
- 気軽に都会生活の疲れを癒すことができる
続いて、二拠点生活のデメリットを紹介します!
二拠点生活のデメリットとは?

二拠点生活への理解を深めるためには、メリットだけでなく、デメリットを知ることも大切です。
ここでは、主に2つのデメリットを挙げたいと思います。
- 拠点が増えるため家賃・家具費用・交通費が増える
- 職業によっては、拠点とすることが難しい場合もある
それでは、1つひとつ紹介しています!
デメリット1|拠点が増えるため家賃・家具費用・交通費が増える
二拠点生活では、都会と地方に拠点を構える必要があるため、家賃や家具費用、交通費などの費用が膨らみます。
地方の家賃は都会と比べて安い傾向にありますが、それでも一定の費用がかかりますし、地方にも都会と同様に家賃の高いエリアも存在するでしょう。
また、二重拠点においての家具を用意する必要があり、さらに費用がかさみます。
きっと、地方は都会に比べて品揃えが少ない傾向があるので、苦労することでしょう。
二拠点生活をするということは、経済的に余裕がないと難しいということを、理解しておかなければなりません。
デメリット2|職業によっては、拠点とすることが難しい場合もある
一部の職業では、都会と地方の拠点を行き来することが難しい場合があります。
例えば、医師や公務員など、平日に出社しなければならない職業は、地方の拠点を行き来することは厳しく、二拠点生活が難しいでしょう。
また、営業職や接客業など、対面での仕事が多い職業では、都心部に拠点を置く必要がある場合もあります。
そして、都会と地方を行き来するには、移動時間がかなりかかるため、生活が不規則になってしまうでしょう。
二拠点生活に向かない職業は、以下のとおりです。
- 対面でのコミュニケーションが重要な職業
- オンコールや残業が多い職業
- 移動が困難な職業
もちろん、これらの職業でも、二拠点生活を実現することは可能です。
しかし、実現するためには、より多くの工夫や努力が必要になるでしょう。
二拠点生活は、メリットもデメリットもあります。
自分に合った職業であれば、二拠点生活をうまく両立して、充実した生活を送ることができるでしょう。
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以上が、二拠点生活のデメリットでした。
- 拠点が増えるため家賃・家具費用・交通費が増える
- 職業によっては、拠点とすることが難しい場合もある
続いて、二拠点生活がおすすめな人を紹介します!
二拠点生活がおすすめな人

二拠点生活は、暮らしの環境を大きく変化させます。
個人の価値観やライフスタイルによっては、向き不向きが大きく分かれるでしょう。
そのため導入を検討する際には、家族ともしっかり話し合いをする必要があります。
そこで、二拠点生活に適していえるのは、以下のような考えを持っている人です。
- 都会と地方の両方の生活を体験したい人
- 仕事とプライベートのバランスを重視する人
- 新しいことに挑戦したい人
- 都会で子育てし、地方で親の介護をしたい人
都会では実現が難しい目標を持っている人にとっては、二拠点生活が最短の近道となるでしょう。
また、いつか地方へ移住したいと考えている方は、まず先に二拠点生活から、様子をみてみるのもいいかもしれません。
二拠点生活におすすめな職業は?

二拠点生活をする上で、問題となってくるのは仕事です。
平日出勤で、まとまった休みが取れない公務員などは、二拠点生活は難しいと言えるでしょう。
ここでは、二拠点生活におすすめな職業をご紹介します。
二拠点生活にはリモートワークが人気
二拠点生活をするには、リモートワークが可能な職業がおすすめです。
リモートワークであれば、場所を問わず仕事を行うことができるため、都会と地方を行き来することができるでしょう。
具体的には、以下のようなものが挙げられます。
- システムエンジニア
- プログラマー
- デザイナー
- ライター
- 編集者
- マーケティング
- カスタマーサポート
- フリーランス
個人やオンラインなどのリモートで仕事をする人は、時間や行動の融通が利くことが多いので、二拠点生活がしやすい場合が多いです。
今はオンラインミーティングなどの普及で、顧客との打合せなどが離れていても可能となっています。
ご自身の働き方が、融通が利いて時間があるのなら、二拠点生活はおすすめです。
移住を見据えての二拠点生活なら、移住体験で仕事探しもおすすめ
移住を見据えての二拠点生活であれば、移住体験で仕事探しを行うこともおすすめです。
移住体験では、実際に地方で生活を体験しながら、仕事探しを行うことができます。
また、移住体験を行うことで、実際に地方で働くイメージをつかむことができるでしょう。
仕事内容や職場の雰囲気、人間関係などを実際に体験することで、移住後の生活がより具体的にイメージすることができます。
そして、地方の企業や人脈とつながりを作ることで、仕事探しだけでなく、移住後の生活にも役立つ人脈を築くことができるでしょう。
二拠点生活に関するよくある質問

二拠点生活を始めたいけれど、簡単なことではないため、失敗したくはないですよね。
ここでは、二拠点生活に関するよくある質問をまとめてみました。
- 二拠点生活とはどういう生活ですか?
- 二拠点生活するにはどうすればいいですか?
- 二拠点生活をしている人はどのような人ですか?
- 二拠点生活でできる職業は?
それでは、1つひとつ紹介しています!
質問1|二拠点生活とはどういう生活ですか?
二拠点生活とは、2つの場所を生活拠点として、行き来しながら生活する、生活スタイルです。
具体的には、都会と地方を行き来する生活を指すことが多く、「都会で働き、地方で休暇を過ごす」「都会でスキルアップし、地方で起業する」などさまざまな働き方があります。
二拠点生活を検討している人は、メリットとデメリットをよく考えて、自分に合っているかどうかを判断することが大切です。
質問2|二拠点生活するにはどうすればいいですか?
二拠点生活を始めるには、以下のステップを踏むとよいでしょう。
- 目的や目標を明確にする
- 場所を決める
- 仕事や住まいなどの準備をする
- 二拠点生活を始める
二拠点生活は、都会と地方の両方の生活を体験できる、新しい生活スタイルです。
まずは順序立て、メリットとデメリットをよく考えて、自分に合っているかどうかを判断し、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
質問3|二拠点生活をしている人はどのような人ですか?
二拠点生活をしている人は、大きく分けて以下の3つのタイプに分けられます。
- 都会と地方の両方の生活を体験したい人
- 仕事とプライベートのバランスを重視したい人
- 新しいことに挑戦したい人
二拠点生活は比較的新しいものであるため、具体的な暮らしのイメージがつきにくいでしょう。
しかし、普段とは異なる生活環境に身を置くことで、都市と田舎の経験をどちらも楽しむことができます。
平日は都市部でショッピングなどを楽しみ、週末はキャンプやハイキングなどの自然と触れ合う時間に使う、といったような環境の変化が、普段の生活にメリハリを生み出すのです。
質問4|二拠点生活でできる職業は?
二拠点生活ができる職業は、主に以下の通りです。
- システムエンジニア
- プログラマー
- デザイナー
- ライター
- 編集者
- マーケティング
- カスタマーサポート
- フリーランス
特に、フリーランスやリモートワークが可能な企業などは、時間や行動に融通が利く為、二拠点生活に適しているといえるでしょう。
しかしこれらの職業のすべてが、二拠点生活に適しているわけではありません。
自分の目的や目標に合わせて、自分に合った二拠点生活を実現することが大切です。
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以上が、二拠点生活に関するよくある質問でした。
- 二拠点生活とはどういう生活ですか?
- 二拠点生活するにはどうすればいいですか?
- 二拠点生活をしている人はどのような人ですか?
- 二拠点生活でできる職業は?
二重拠点生活はしっかりと目的を持って計画しましょう

拠点を二つに増やすということは、大きな決断で、なかなか一歩を踏み出しにくいかもしれません。
しかし、ローカルックは移住を考えている人、自然の中で暮らしたい人、都会では実現が難しい目標を持っている人などにとっては、近道になることでしょう。
ぜひ、一度検討してみてはいかがでしょうか。
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